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20230114境上渕名からの赤城山 紙・水彩画

午後3時過ぎ、早川までの道のりの間、Sさん宅におじゃましたり、Bさん宅でお菓子とコーヒーをごちになったり、スケッチ目的の早川まで行くうちに太陽が沈んでしまう。空を見上げると太陽らしき雲の中の光は西の空にあった。早川まではすぐそこだからの、油断があった。急ぎ定位置でいつものようにフランスイーゼルをセットして始められたが、景色はぼんやりとカスミのかかったような状態であった。早川スケッチは久しぶりでもあったので描ける楽しさに専念した。30分ぐらいと思う経過があったので、今日はここまでと思いつつ道具を片付けようとしたときに、辺り一面が急に明るくなって、沈みかけていた太陽の光をふさいでいたかのような雲が切れて、まぶしいほどのオレンジや黄色の光で、辺りを染め変えたのである。背丈のある雑草や電柱、立てかけてある竹竿の影が追いかけるように伸びてきた。