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北の道しるべから見える赤城山 紙・水彩画

現代では、誰もが気に留めなくなってしまった道しるべ、雨の日風の日に、じっとたたんでいる姿を見て、散歩途中に最近は手を触れたくなった。そのうち、どうも傾いていることがわかり、境上渕名の有志を集め、掘り起こしてみた。土の中に入っている寸法がかなり長く今までのイメージとは違うことに驚いた。文字の拓本のおかげで書かれていた文字を確認できた。そして元の位置に垂直に埋め戻しを行った。今まで何気なく見ていた石柱を意識するようになったことで歴史の裏付けや、どのような役割であったか等、話題が尽きない道しるべとなった。今日はここを描きたかった。