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伊勢崎市を流れる広瀬川より 紙・水彩画

今日も絵が描けた。とてつもなくたわいないことではあるがこの単純な行動が倒れそうになる私を起こしてくれる。高崎だるまのような気分である。デスクの上で写真や平面処理をされた画像を描く時と違い、雨風の心配やそのための準備をまとい、何が何でも描きたい景色、特に赤城山を描くことで自分に納得させることができる。その結果は必ずしもうまく描けるわけではないが<描こうとしている自分が好きだ>ということに尽きるようだ。描いた作品はグループ赤城山の皆さんにご覧いただくことで自分の中でスタンプラリーの印がつけられたような着地点を見つけることができる。絵の作品に関しては完成未完には関係なく子供のころから描いたものを保存してあるが、その目的はやはり冒頭で描いたような起き上がりの記憶をたどることが楽しみだからだと思っている。