· 

伊勢崎市波志江沼公園より 紙・水彩画

波志江沼の鴨たちは忙しそうに泳ぐため、どの鴨を描いているのかわからなくなるということが起きた。できればこの鴨を描きたいと思いたく、カモばかり見ていたら日差しが傾いてきて、風も心持冷たくなってきた。風が出ると水面の模様が変わり、風によってできた波に日差しが反射してキラキラしてきた。水の色だけでも、時間とともに変化する。最初にここで描き始めた時の感動は出来上がりの作品を創造した色合いとは全く違う、驚くような色になり、もう一枚描きたくなるような景色に変わっていた。