· 

上渕名早川よりの赤城山 キャンバス・油彩

昨日のみどり市鹿田山の教訓を踏まえて、スケッチのフランスイーゼル形式を改造して臨んだ。景観は慣れているとはいえ筆扱いに、ぎこちなさを感じる。アトリエで描く感覚を手繰り寄せながら描いている自分が実に滑稽でもある。ここに立つことが出来た。今日もスケッチに来られた。このような些細な喜びが手に伝わり筆で、もしくはナイフで、絵の具を置ければよいわけである。このアナログ的な作業に何も阻むものはないはずなのに、水彩画の時のような勢いがないのはなぜだろうか。そんな自分が面白くもなってきた一枚である。