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榛東村役場からの赤城山 キャンバス・油彩

いつまでも見つめていたくなるような赤城山であった。榛東村の子供たちはこの赤城山の形を見て育ったと思うと、私が住む伊勢崎市からの赤城山とは全く別な山を見ているかのような形をしているのである。大きく異なるのは鈴ヶ岳が見えることです。左側に魚のひれのような形をした部分の山です。山全体はガスがかかった状態でしたが描きすすむにつれてはっきり見えるようになりました。すると山下の方の起伏が複雑に絡んできてどこまで描くのがふさわしいか迷いました。中景の林はどうしても入れたい、また今日は日差しの強さから逃れられるような場所も必要でした。本庁舎の北側に平屋の施設があり、張りだした屋根の下に居場所を見つけられた。日差しが照り付けるアスファルトに屋根の影ができて、その影の色が好きな色合いをしていることからどうしても描きたくなった。