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上渕名西地域よりの赤城山キャンバス・油彩

家から15分も歩けば目的地に着けるスケッチポイントなのに強風の向かい風で倍の30分もかかってしまった。やっとの思いで着いたもののイーゼルが飛ばされるどころか椅子に座っていても飛ばされそうになった。そこで安全な場所に待機して、ひたすら景色を眺めていることにした。電柱や標識は風によってきしむような音を発生して、時々風の強さを知らせるような風の音がうねるように続いていたが、構図や基本色などを考えていたら、風が少し弱くなってきたようで、イーゼルを組み立て始めた。なんとかこれならいけると確信できた。上渕名の西地域は変わった建造物が多いい様な気がする。ピンク色した家具屋さんや看板と兼用にしたような金物屋さん。ほかに屋根に換気扇が3個並ぶ工場の壁が複雑なへこみがあることにも毎回、不思議に思う。なぜあのようになっているのか近くで確認してみたくなった。県道2号線もこの辺でいつも渋滞しているようであるがこの原因を追及するほどのことはないと苦笑した。水彩の時は一気に描くため、絵に集中していますが油絵はのんびり描くせいか、いろいろ気になる事柄が出てきてしまってこれも不思議である。