· 

赤城山句碑めぐり遊歩道周辺の白樺

前橋から赤城県道(群馬県道4号線)を登ってくると沼尻と大洞方面のわかされを大洞の方へ来た車の方向である。いろいろな色をした車が走行しているが何色がこの緑一色の中に合うか、古い歌で真っ赤なポルシェという曲が頭をよぎり、赤系統良いと決めた。朝の早い時間帯には自転車が多く、またここまでくると相当な体力を消耗している自転車乗りの皆さんに応援したくなる。最初は自転車を描いて見たが緑の景色に飲み込まれ、インパクトが薄いため車を描くことになった。私が描く白樺は厳寒の冬に耐えて、初夏に緑の葉をまぶしいほどつけ、山の中でひっそりとたたずむ樹木というだけでないことが多いい。人間社会とのかかわりの中で見える白樺の景色が好きです。白樺の原生林の中に一本の車道があり、その車道のわきには歩道とフェンスが張り巡らされている。どこにでもあるような風景であるが赤城山で描くことが私にとって最大の喜びであり、この季節にこの場所にいられることで創作意欲が尚一層増しているようです。