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20231208桑の木と赤城山

畑で桑の木の枝を見つけた。その光景を描きたくなった理由はこうです。私が小学1年生の今頃の季節でした。登校中の寒い朝、近所の上級生と一緒に足早に歩いていた時に桑の木の枝が前の生徒の体に触れた後、私の耳に当たりとても痛くて同時にとても寒くて、しんどい思いをしたことをこの光景を見て思い出した。この枝にこだわっていたら、すっかり時間がたってしまい、山肌はブルーに変わっていた。わずかに残った明るさで枝の光や、描き始めの時はなかった車が帰ってこられたのか家の前に停められた。あるものは描きたいので風景のひとつに加えてみた。あらためて時間が過ぎたことを感じつつも半世紀以上前のことを思い出した自分に苦笑した。今日も現場で絵を描く喜びを味わえた。